「シェパードの子犬を迎えたけれど、大型犬用のフードなら何でもいいのかな?」「よく食べるのに、うんちがゆるくなりやすくて心配…」
ジャーマンシェパードは体が大きく、よく動き、食べる量も多い犬種です。そのため、股関節やひじの関節、胃拡張・胃捻転、お腹の弱さなど、食事と関わりの深い悩みを抱えやすいといわれています。毎日たくさん食べるからこそ、どのフードにするか迷いますよね。
大切なのは、シェパードの体のつくりを知ったうえで、次の5つを確認することです。
- 子犬期のカルシウムとカロリー
- お腹にやさしいか
- 関節と体重を意識できるか
- 早食いしにくいか
- 続けられる価格か
この記事では、シェパードならではの体の特徴と悩みをふまえて、フードの選び方、悩み別のおすすめ、1日の量と与え方まで順番にお伝えします。
まずは、本文で紹介するフードのうち3つを比べてみましょう。
ジャーマンシェパードにおすすめのドッグフード比較
- ジャーマンシェパードってどんな犬?フード選びに関わる体の特徴
- シェパードだからこそ気をつけたい悩みと、食事との関係
- ジャーマンシェパードのドッグフードの選び方
- 【悩み別】ジャーマンシェパードにおすすめのドッグフード
- カナガンドッグフードチキン|放し飼いチキンにグルコサミン・コンドロイチンを配合
- モグワンドッグフード チキン&サーモン|チキン&サーモン56.5%の穀物不使用レシピ
- アカナ アダルトラージブリードレシピ|脂肪と炭水化物を控えめにした大型成犬向け
- PETOKOTO FOODS フレッシュドッグフード チキン|国産鶏肉と野菜を使った冷凍のフレッシュフード
- うまか|九州産華味鳥を100%使用した国産フード
- 成長期の子犬のフードを選ぶ前に確認したいこと
- 軟便やお腹の弱さが気になる子におすすめのフード
- 関節や体重が気になる成犬・シニアにおすすめのフード
- 食べる量が多くてもコスパよく続けられるフード
- シェパード専用フードはどんな子に向いている?
- ジャーマンシェパードに与えるフードの量と与え方
- ジャーマンシェパードのフード選びでよくある質問
- まとめ:シェパードの体に合うフードで、関節とお腹を毎日の食事から守ろう
ジャーマンシェパードってどんな犬?フード選びに関わる体の特徴

シェパードは大型犬なので、「大型犬用フードを選べば大丈夫」と考えがちです。ところが実際には、成長のしかたや体型、お腹の弱さなど、シェパードならではの特徴がフード選びに関わってきます。まずは、体のどこに注目すればいいのかを整理してみましょう。
1歳半ごろまで続く長い成長期と、子犬期の急な体重増加
ジャパンケネルクラブ(JKC)の犬種標準では、シェパードの体重はオスで30〜40kg、メスで22〜32kgとされています。片手に乗るほどの子犬が、1年ほどでこの体格に近づいていくわけです。[2]
小型犬は1歳になる前に成長がほぼ落ち着きます。一方、シェパードのような大型犬は、1歳半ごろまで骨や筋肉の体づくりが続くといわれています。成長期が長いうえに、体重が一気に増えていくのです。この時期に何をどれだけ食べるかが骨や関節の育ち方にも関わってくるのは、シェパードの大きな特徴ですね。
なお、犬種標準の体重は、犬種としての基準です。適正体重は骨格によって一頭ずつ違うので、数字だけで判断しないようにしましょう。
胸が深く体高より体長が長い、作業犬ならではの体型
シェパードを横から見ると、胸が深く、背の高さよりも体の長さがある、すらりとした体型をしています。もともと牧羊犬や使役犬として長い時間働いてきた犬種で、力強く筋肉質な体つきです。
この体型には、食事の面で気をつけたい点もあります。胸が深く狭い犬は、胃にガスがたまってねじれる「胃拡張・胃捻転」を起こしやすいとされています。また、体を支える後ろ脚や腰には、体重がそのまま負担としてかかります。シェパードで食べ方や体重管理が大切になるのは、この体型が関係しているんですね。
よく動き、よく食べる。必要なエネルギー量が多い
JKCはシェパードの用途を、使役犬・牧羊犬・警備犬などの多目的としています。AKC(アメリカンケネルクラブ)も、大型で俊敏な使役犬と説明しています。イギリスのロイヤルケネルクラブが示す運動量の目安は、1日2時間以上です。[3]
体が大きく運動量も多いので、1日に必要なエネルギー量はかなり多くなります。体重30kgほどの成犬なら、ドライフードで1日400g前後が計算上の目安です(くわしい計算は後半の章で紹介します)。食べる量が多いほどフードの中身の違いは体に出やすく、毎月のフード代にもはっきり響きます。
ただし、運動量の目安は年齢や体調によって変わります。若くて活発な子と落ち着いたシニアでは、必要な量がまったく違うことも覚えておきましょう。
お腹がデリケートな子が多い犬種
シェパードは、お腹の調子に悩む飼い主さんが多い犬種といわれます。フードを替えたとたんに便がゆるくなったり、なかなか固い便にならなかったりする子もいるようです。
さらに、膵臓で消化酵素を作る組織が萎縮してしまう「膵外分泌不全」という病気があり、獣医学の資料でもシェパードの名前が挙がっています。お腹の不調はフードが合わないだけでなく、病気のサインのこともあります。日ごろから便の様子を気にかけておきたいポイントです。
一年中抜けるダブルコートの被毛
シェパードの被毛は、硬めの上毛(オーバーコート)とやわらかい下毛(アンダーコート)の二重構造です。換毛期にはごっそり抜け、それ以外の時期も少しずつ抜けていきます。
皮膚や被毛は、毎日の食事からとるタンパク質や脂肪酸がもとになります。たくさん抜けて生え変わる犬種だからこそ、皮膚と被毛の材料になる栄養をしっかりとれるフードを選びたいですね。
シェパードだからこそ気をつけたい悩みと、食事との関係

シェパードに多いトラブルには、毎日の食事や食べ方で気をつけられるものがあります。一方で、フードでは防げず、動物病院での診断が必要なものもあります。それぞれの悩みと食事との関係を見ていきましょう。
股関節・肘関節のトラブルは子犬期の食べ方も関係する
シェパードは、股関節形成不全や肘関節形成不全が知られている犬種です。ロイヤルケネルクラブも、この犬種の健康に関わる検査として股関節と肘関節の検査を挙げています。関節がうまくかみ合わないまま育ち、歩き方の異常や痛みにつながることがある病気です。[3]
この病気は遺伝の影響が大きく、食事だけで防げるものではありません。ただ、大型犬の子犬期にカロリーやカルシウムをとりすぎて急に大きくなると、骨や関節の発育に負担がかかると考えられています。子犬期の食事では、「たくさん食べさせて早く大きく」よりも「ゆっくり、しっかり育てる」ことを意識しましょう。[6]
胃拡張・胃捻転は食べ方と食後の過ごし方が大切
胃拡張・胃捻転は、胃がガスでふくらんでねじれてしまう病気です。メルク獣医マニュアルでは、リスクのある犬種にジャーマンシェパードを含めています。関係する要因として挙げられているのは、深く狭い胸、家族歴、高齢、1日1回の給餌、早食いなどです。[5]
食事の面でできる対策は、1日の量を数回に分けること、早食いさせないこと、食後はゆっくり休ませることです。今のところ、特定のフードや成分で胃捻転を予防できるとまではいえません。フードの種類よりも「食べ方」を意識してあげてください。
吐こうとしても吐けない、よだれが多い、落ち着かずにうろうろする、お腹がふくれている。こうした様子が見られたら、すぐに動物病院へ連絡してください。胃捻転は急いで処置が必要になる病気です。
軟便や下痢が続くのは体質?膵外分泌不全にも注意
軟便が続くと「この子はお腹が弱い体質なのかな」と思いがちですよね。実際に、フードが合っていない、切り替えが急だった、脂質が多すぎたなど、食事が原因で便がゆるくなることはよくあります。
ただ、シェパードでは膵外分泌不全にも気をつけたいところです。膵臓で消化酵素がうまく作られず、食べたものを十分に消化・吸収できなくなる病気で、次のような様子が見られることがあります。
- よく食べるのに体重が減っていく
- 下痢が続く
- 色が薄く、量の多い軟便が出る
この病気は血液検査で診断し、獣医師の管理のもとで消化酵素を補うなどの治療が必要になります。フードを替えるだけで治るものではありません。当てはまる様子があれば、フードを探すより先に動物病院で相談しましょう。[4]
皮膚のかゆみや抜け毛の多さが気になる
一年中毛が抜けるシェパードでは、被毛のパサつきやフケ、皮膚のかゆみが気になることもあるでしょう。皮膚や被毛は、食事からとるタンパク質や脂肪酸の影響を受けやすい部分です。
とはいえ、強いかゆみや赤み、脱毛が続く場合は、アレルギーや皮膚の病気が隠れていることもあります。フードを替えて様子を見るのは、軽いパサつきや毛づやが気になる程度のときだけにしましょう。それ以上の症状があれば、獣医師に診てもらってくださいね。
体重が増えると後ろ脚や腰の負担が大きくなる
シェパードは体重が30kg前後になることも多く、太るとそのぶん後ろ脚や腰、関節への負担が増えます。股関節や肘関節に不安がある子なら、なおさら気をつけたいところです。
よく食べる犬種なので、おやつの量や運動量の変化によって、気づかないうちに体重が増えていることもあります。適正な体重を保つことは、毎日の中でできる関節ケアのひとつです。フードを選ぶときは、カロリーや脂質の量にも目を向けておきましょう。
ジャーマンシェパードのドッグフードの選び方

ここからは、前の章の悩みをふまえて、シェパードに合うフードかどうかを成分表や商品情報のどこで判断すればいいのかをまとめます。パッケージや公式サイトの成分表を見ながら、ひとつずつ確認してみてください。
子犬は「大型犬用パピー」でカルシウムとカロリーを管理する
子犬期のシェパードには、「大型犬用」や「大型犬の成長期にも対応」と書かれたパピーフードを選ぶのが基本です。大型犬の子犬向けフードは、急に大きくなりすぎないように、カロリーやカルシウムの量を考えて作られています。[7]
全年齢対応のフードを子犬に与える場合は、大型犬の子犬にも与えられるかを公式サイトなどで確認しておくと安心です。また、「骨のために」とカルシウムのサプリメントを足すのは避けましょう。総合栄養食を食べていれば、基本的に上乗せは必要ありません。とりすぎると、かえって骨の発育に影響することがあります。
カルシウムの量は、成分表の「カルシウム」の欄で確認できます。数値が載っていない場合は、メーカーに問い合わせてみるのもひとつの方法です。
グルコサミン・コンドロイチンなど関節ケア成分をチェック
関節が気になるシェパードの飼い主さんがよく確認するのが、グルコサミン、コンドロイチン、MSMといった成分です。原材料欄にこれらの名前があるか見てみましょう。
ただし、これらの成分が入っているからといって、関節の病気を防げるわけではありません。関節のために優先したいのは、子犬期の成長管理と、成犬になってからの体重管理です。関節ケア成分は「入っているとうれしいプラスα」くらいに考えておくと、選び方がぶれにくくなりますよ。
お腹にやさしいタンパク源と、脂質の量で選ぶ
お腹がゆるくなりやすい子は、まずタンパク源を確認してみましょう。チキンやサーモンなど主原料がはっきりしていて、原材料の種類が多すぎないフードなら、合うかどうかを見分けやすくなります。
あわせて見ておきたいのが脂質の量です。脂質は大切なエネルギー源ですが、多すぎると便がゆるくなる子もいます。成分表の「脂質(粗脂肪)」の数値を比べてみてください。今のフードで軟便が続くなら、脂質が少し低めのフードを試すのもいいですね。
フードを替えても軟便が良くならない場合は、前の章で紹介した膵外分泌不全などの可能性もあります。フードだけで何とかしようとせず、獣医師に相談してください。
皮膚と被毛のためにオメガ3脂肪酸をとれるか
抜け毛の多いシェパードの皮膚と被毛のためには、オメガ3脂肪酸をとれるかも見ておきたいポイントです。原材料にフィッシュオイル、サーモンやニシンなどの魚、亜麻仁オイルなどが入っているかを確認してみましょう。
主原料に肉や魚がしっかり使われているかも大切です。被毛のもとになるのはタンパク質です。毎日たくさん抜けて生え変わる犬種なので、タンパク質と脂肪酸の両方をバランスよくとれるフードを選びたいですね。
早食いを防ぐ粒の大きさと形かどうか
早食いは、胃捻転に関係する要因のひとつです。大きな体でガツガツ食べるシェパードの場合、粒が小さすぎると噛まずに丸飲みしてしまう子もいます。粒の大きさや形が、その子の口の大きさや食べ方に合っているかも見てみましょう。
とはいえ、粒の形を変えただけで早食いがなくなるわけではありません。凹凸のある早食い防止の食器を使う、1回の量を減らして回数を増やすなど、与え方とあわせて工夫するのがおすすめです。
たくさん食べる犬種だから、続けられる価格かも大事
体重30kgほどの成犬のシェパードなら、ドライフードを1日400g前後食べる計算です。1か月では12kgほどになります。小型犬なら数か月もつ量を、ひと月で食べきってしまうわけです。
そのため、1袋の値段だけでなく「1kgあたりいくらか」で比べるのがおすすめです。どんなに良いフードでも、高すぎて続けられなければ意味がありません。フードをころころ替えるとお腹をこわしやすい子もいるので、無理なく続けられる価格かどうかも大切な基準ですね。
【悩み別】ジャーマンシェパードにおすすめのドッグフード
ここからは、シェパードの年齢や悩みに合わせて選びやすいドッグフードを紹介します。順位はつけていません。まずは気になる商品をチェックしてから、そのあとの「悩み別の選び方」で、自分の子に合いそうなものを探してみてください。
表は横にスクロールできます
| 悩み・選びたい条件 | おすすめフード | 特徴・選ぶときの確認点 | 公式サイトへ |
|---|---|---|---|
| 関節ケア成分が入ったものを選びたいなら | カナガンドッグフードチキン |
グルコサミン・コンドロイチン硫酸・MSMを配合 100gあたり376kcal |
公式サイトを見る |
| 脂質の数値が低めのフードを試したいなら | モグワンドッグフード チキン&サーモン |
チキンとサーモンを56.5%配合 脂質は10%以上の表示 |
公式サイトを見る |
| 成犬で関節や体重が気になる子 | アカナ アダルトラージブリードレシピ |
脂肪と炭水化物を控えめに調整 体重30〜80kgの成犬向け |
公式サイトを見る |
| 今のフードに少し足して様子を見たいなら | PETOKOTO FOODS フレッシュドッグフード チキン |
乳酸菌・ビフィズス菌・オリゴ糖を配合した冷凍フード ドライフードのトッピングとして取り入れるほうが現実的 |
公式サイトを見る |
| フラクトオリゴ糖やビフィズス菌を配合した国産フードを試したいなら | うまか |
九州産華味鳥を100%使用。 公式サイトの原材料欄には、フラクトオリゴ糖とビフィズス菌も記載されています。配合されているだけで軟便が良くなるとは限らないので、便の様子を見ながら少しずつ試してくださいね |
公式サイトを見る |
「全年齢対応」と書かれていても、それだけで大型犬の成長期に合うとは判断できません。子犬期のフードは、カルシウム量やカロリーが大型犬の成長期に合った栄養設計かどうかを、公式サイトの成分値や大型犬の子犬への与え方の案内、メーカーへの問い合わせで確かめてから選びましょう。
ただし表示は下限値なので、実際の脂質量の順位までは比べられません。
カナガンドッグフードチキン|放し飼いチキンにグルコサミン・コンドロイチンを配合

放し飼いチキンを主原料にした、イギリス産の全犬種・全年齢対応ドライフードです。関節が気になるシェパードの飼い主さんが確認したいグルコサミン、コンドロイチン硫酸、MSMを配合しています。
- チキン生肉26%・乾燥チキン25%と、主原料がはっきりしている
- グルコサミン・コンドロイチン硫酸・MSMを配合
- 炭水化物源にサツマイモを使用
- 100gあたり376kcalとやや高めなので、太りやすい子は量の調整が必要
- 2kg袋のため、シェパードでは購入回数が多くなる
関節ケア成分も入ったチキン主体のフードを、成犬のシェパードに与えたい人におすすめです。
モグワンドッグフード チキン&サーモン|チキン&サーモン56.5%の穀物不使用レシピ

チキンとサーモンを56.5%配合した、イギリス産のグレインフリーフードです。全犬種・全年齢に対応し、香料・着色料も使っていません。
- チキンとサーモンを主原料に使用
- 脂質10%以上と、今回のドライフードの中では脂質の表示が低め
- 香料・着色料不使用
- 通常購入では1kgあたりの価格が高め
- 1.8kg袋のため、量を食べるシェパードでは購入回数が多くなる
魚も入ったレシピで、脂質を少し抑えたフードを試したい人におすすめです。
アカナ アダルトラージブリードレシピ|脂肪と炭水化物を控えめにした大型成犬向け

大型犬に多い太りすぎや関節の悩みに配慮した、成犬用のドライフードです。動物原材料を60%使い、脂肪と炭水化物を控えめに調整しています。
- 大型の成犬向けに、脂肪と炭水化物を控えめに調整
- 体重30〜80kgの給与量表があり、シェパードの量を決めやすい
- フィッシュオイルやニシンミールなど魚由来の原材料を使用
- 11.4kgの大袋で、1kgあたりの価格を抑えやすい
- 成犬用のため、子犬期には向かない
- 1袋の価格が高く、送料770円が別途かかる
体重や関節が気になる成犬のシェパードに、大袋でコスパよく与えたい人におすすめです。
PETOKOTO FOODS フレッシュドッグフード チキン|国産鶏肉と野菜を使った冷凍のフレッシュフード

国産鶏肉をメインに、さつまいもやにんじん、卵、小松菜などを使った冷凍の総合栄養食です。主食にもトッピングにも使えます。
- 国産鶏肉をメインに10種類以上の食材を使用
- オメガ3・6脂肪酸を配合
- 乳酸菌・ビフィズス菌・オリゴ糖を配合
- 100gあたり130kcalのため、シェパードの主食にすると量と費用がかさむ
- 冷凍保存が必要
今のドライフードにトッピングして、食事に変化をつけたい人におすすめです。
うまか|九州産華味鳥を100%使用した国産フード

九州産の華味鳥を100%使用した、国産の総合栄養食です。着色料フリー、小麦グルテンフリー、ノンオイルコーティングで、全年齢に対応しています。
- 九州産華味鳥を100%使用
- 着色料・小麦グルテン不使用で、ノンオイルコーティング
- 定期初回は1袋2,739円(税込・送料無料)で試しやすい
- 1.5kg袋のため、シェパードでは購入回数が多くなる
- 原材料に玄米と大麦が含まれるため、これらにアレルギーがある子には向かない
原材料の産地がはっきりした国産フードを、まずは手ごろに試したい人におすすめです。
成長期の子犬のフードを選ぶ前に確認したいこと
今回紹介した中に、大型犬の子犬専用のフードはありません。「全年齢対応」と書かれていても、それだけで大型犬の成長期に合うとは判断できません。子犬期のフードは、カルシウム量やカロリーが大型犬の成長期に合った栄養設計かどうかを、公式サイトの成分値や大型犬の子犬への与え方の案内、メーカーへの問い合わせで確かめてから選びましょう。
関節ケア成分が入っているかどうかは、子犬の主食を決める決め手にはしないでください。たとえばカナガンドッグフードチキンはグルコサミン・コンドロイチン硫酸・MSMを配合していますが、子犬に与えるなら、まず大型犬の成長期に合うかを確かめることが先です。
なお、アカナのアダルトラージブリードレシピは成犬用なので、子犬期には向きません。判断に迷うときは、獣医師に相談すると安心です。
軟便やお腹の弱さが気になる子におすすめのフード
軟便が続いている子は、まず膵外分泌不全などの病気がないかを動物病院で確認しておきましょう。そのうえで食事を見直したいときは、次のように選ぶ方法があります。
- 脂質の数値が低めのフードを試したいならおすすめモグワンドッグフード チキン&サーモン(脂質は10%以上の表示で、脂質の数値を確認できた4つのドライフードの中では低めの水準。ただし表示は下限値なので、実際の脂質量の順位までは比べられません)
- フラクトオリゴ糖やビフィズス菌を配合した国産フードを試したいならおすすめうまか(九州産華味鳥を100%使用。公式サイトの原材料欄には、フラクトオリゴ糖とビフィズス菌も記載されています。配合されているだけで軟便が良くなるとは限らないので、便の様子を見ながら少しずつ試してくださいね)
- 今のフードに少し足して様子を見たいならおすすめPETOKOTO FOODS フレッシュドッグフード チキン(乳酸菌・ビフィズス菌・オリゴ糖を配合した冷凍フード)
トッピングとして足す場合は、そのぶんドライフードを減らして、1日のカロリーが増えすぎないようにしてくださいね。[1]また、お腹が弱い子は、どのフードに替える場合も1週間以上かけて少しずつ切り替えることが大切です。切り替え方は次の章でくわしく紹介します。
関節や体重が気になる成犬・シニアにおすすめのフード
成犬で関節や体重が気になる子に向けて作られているのが、アカナのアダルトラージブリードレシピです。メーカーは、大型犬に多い太りすぎや関節の悩みに配慮して、脂肪と炭水化物を控えめに調整したと説明しています。公式の給与量表は体重30〜80kgの成犬向けなので、まず愛犬の体重がこの範囲に入るかを確認しましょう。範囲より軽い子に表の最小量をそのまま当てはめるのは避け、量は動物病院やメーカーに相談して決めると安心です。
関節ケア成分が入ったものを選びたいなら、グルコサミン・コンドロイチン硫酸・MSMを配合したカナガンドッグフードチキンもいいでしょう。ただし、100gあたり376kcalと、今回のドライフードの中ではカロリーがやや高めです。体重が増えやすい子は、量の調整を意識してください。
シニア期に入ると、運動量が落ちて太りやすくなる子もいれば、筋肉が落ちて痩せていく子もいます。成犬用のフードを続けるかシニア向けに替えるかは、体つきや持病の有無を見ながら、獣医師と相談して決めると安心です。
食べる量が多くてもコスパよく続けられるフード
シェパードは毎月10kg以上のフードを食べることも多いので、コスパは見逃せません。今回の商品を、通常購入価格の1kgあたりの値段で比べてみましょう。
表は横にスクロールできます
| 商品画像 | 商品名 | 内容量 | 通常購入価格(税込) | 1kgあたりの価格 | 100gあたりのカロリー | 公式サイトへ |
|---|---|---|---|---|---|---|
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カナガンドッグフードチキン | 2kg | 5,456円 | 約2,728円 | 376kcal | 公式サイトを見る |
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モグワンドッグフード チキン&サーモン | 1.8kg | 5,940円 | 約3,300円 | 354.5kcal | 公式サイトを見る |
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アカナ アダルトラージブリードレシピ | 11.4kg | 21,450円 | 約1,882円 | 約338kcal | 公式サイトを見る |
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PETOKOTO FOODS フレッシュドッグフード チキン | 1.2kg(100g×12パック) | 8,600円 | 約7,167円 | 130kcal | 公式サイトを見る |
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うまか | 1.5kg | 5,478円 | 約3,652円 | 350kcal | 公式サイトを見る |
通常購入で比べると、11.4kgの大袋のアダルトラージブリードレシピが、1kgあたりの価格を最も抑えられます(送料770円は別途)。体重30kgほどの成犬(1日約1,430kcal)で計算すると、1か月のフード代はおよそ2.4万円が目安です。
同じ条件で計算すると、カナガンドッグフードチキンは月3.1万円ほど、モグワンは通常購入で月4万円ほどになります。ただ、モグワンは定期購入でまとめて買うと1袋の価格が下がります(4袋以上で1袋4,752円)。うまかは定期初回なら1袋2,739円で始められるので、まず試してみたいときに使いやすいでしょう。
PETOKOTO FOODS フレッシュドッグフード チキンは、100gあたり130kcalと水分の多いフードです。シェパードの主食にすると、1日に11パックほど必要な計算になります。主食にするより、ドライフードのトッピングとして取り入れるほうが現実的ですね。
※月のフード代は、体重30kgの避妊・去勢済みの成犬を想定した計算上の目安です。実際の量は、その子の運動量や体つきによって変わります。
シェパード専用フードはどんな子に向いている?
ドッグフードの中には、シェパード専用の犬種別フードもあります。シェパードの体格や食べ方を意識して、粒の形や栄養バランスを考えたものが多く、「何を基準に選べばいいかわからない」という人には選びやすい選択肢です。
ただ、同じシェパードでも、成長期の子犬、軟便が続く子、関節や体重が気になる子では、優先したいポイントが違います。専用フードだから必ず合うとは限りません。この記事で紹介した選び方の基準と照らし合わせて、その子の悩みに合っているかを確認してから選びましょう。
ジャーマンシェパードに与えるフードの量と与え方

体が大きく、胃捻転のリスクもあるシェパードは、「何を食べるか」と同じくらい「どれだけ、どう食べるか」が大切です。量と与え方の目安を確認しておきましょう。
子犬・成犬・シニアの1日の量の目安
フードの量は、まずパッケージや公式サイトの給与量表を基準にします。ただ、シェパードは体重の幅が大きく、運動量にも個体差があります。おおよその目安を知っておくと、量を調整しやすくなりますよ。
犬が1日に必要なエネルギー量は、獣医療でよく使われる「安静時エネルギー要求量(体重kgの0.75乗×70)」に、年齢や活動量に合わせた係数をかけて計算するのが一般的です。避妊・去勢済みの成犬なら、係数は1.6前後が目安になります。
| 体重 | 1日のエネルギー量の目安(避妊・去勢済みの成犬) | 100gあたり350kcalのフードの場合 |
|---|---|---|
| 25kg | 約1,250kcal | 約360g |
| 30kg | 約1,430kcal | 約410g |
| 35kg | 約1,610kcal | 約460g |
年齢による違いも押さえておきましょう。
- 子犬:体重あたりでは成犬より多くのエネルギーが必要です。月齢によって大きく変わるので、フードの子犬用の給与量表を基準にして、成長に合わせてこまめに見直します。
- 成犬:上の表を目安に、運動量が多い子は多め、室内でゆったり過ごす子は少なめに調整します。
- シニア:運動量が落ちるため、成犬期と同じ量では太りやすくなります。体つきを見ながら少しずつ減らしていきましょう。
※表は計算上の目安です。実際の量は、フードのパッケージに書かれた給与量と、その子の体つきを見ながら決めてください。
1日2〜3回に分けて与え、食後すぐの運動は避ける
シェパードの食事は、1日分を2〜3回に分けて与えましょう。1日1回の給餌や早食いは、胃拡張・胃捻転に関係する要因として挙げられています。一度にたくさん食べると、そのぶん胃も大きくふくらんでしまいます。
子犬期は胃が小さいので、3〜4回に分けてもいいですね。成犬になっても、朝と夜の2回以上に分けて与えるのがおすすめです。
食後すぐの散歩やボール遊びなど、激しい運動も避けたいところです。食事は散歩のあとにする、食後はしばらく静かに過ごさせるなど、毎日の流れを決めておくと習慣にしやすいでしょう。早食いが気になる子には、早食い防止の食器を使うのもひとつの方法です。
お腹が弱い子のフードの切り替え方
新しいフードに替えるときは、今のフードに少しずつ混ぜながら、1週間から10日ほどかけて切り替えます。お腹が弱い子は、2週間ほどかけてもかまいません。
- 1〜3日目:今のフード8割、新しいフード2割
- 4〜6日目:今のフード6割、新しいフード4割
- 7〜9日目:今のフード3割、新しいフード7割
- 10日目以降:新しいフードだけにする
切り替えの途中で便がゆるくなったら、ひとつ前の割合に戻して、数日様子を見てから進めましょう。毎日の便の硬さや色、回数をメモしておくと、合うかどうかを判断しやすくなります。
切り替えても軟便が続く、よく食べるのに体重が減る、色の薄い便が大量に出るといった様子があれば、フードの問題ではないこともあります。早めに動物病院で相談してください。
体重だけでなく、体つきで量を調整する
シェパードは骨格の大きさに個体差があり、同じ30kgでも、ちょうどいい子もいれば太りぎみの子もいます。体重の数字だけでなく、体つきを見て量を調整しましょう。
- 脇腹をさわったとき、うっすら脂肪越しに肋骨がわかる
- 上から見たとき、腰のあたりにくびれがある
- 横から見たとき、お腹が後ろに向かって引き締まっている
肋骨がさわってもわからないなら食べすぎ、骨がごつごつ浮き出ているなら少なすぎのサインです。量を変えるときは1割ほどずつにして、2〜3週間ごとに体重と体つきを確認してみましょう。月に一度は体重を量って記録しておくと、小さな変化にも気づきやすくなりますよ。
ジャーマンシェパードのフード選びでよくある質問
子犬用から成犬用へはいつ切り替える?
シェパードのような大型犬は成長期が長いため、子犬用フードは1歳から1歳半ごろまで続けるのが一般的です。小型犬と同じ感覚で早めに成犬用へ替えないように気をつけましょう。
体の成長が落ち着いてきたかどうかは、子によって違います。迷ったときは、ワクチンや健康診断のときに獣医師に相談してみてください。全年齢対応のフードを使っている場合も、子犬期と成犬期で給与量は変わるので、量の見直しを忘れないようにしましょう。
グレインフリーのほうがお腹にやさしい?
グレインフリーだから必ずお腹にやさしい、というわけではありません。穀物が合わない子にとっては選ぶ理由になりますが、穀物を問題なく消化できる子も多くいます。
お腹の調子には、タンパク源や脂質の量、切り替え方などもかかわります。グレインフリーかどうかだけで決めず、便の様子を見ながらその子に合うフードを探してみましょう。
便がゆるいとき、動物病院に行く目安は?
フードの切り替え中に一時的に便がゆるくなる程度なら、割合を戻して様子を見てもよいでしょう。ただ、次のような場合は早めに動物病院へ行ってください。
- 軟便や下痢が数日以上続く
- よく食べるのに体重が減っている
- 色が薄く、量の多い便が続く
- 血が混じる、嘔吐をくり返す、元気や食欲がない
シェパードでは膵外分泌不全にも注意が必要です。この病気は血液検査で診断され、フードを替えるだけでは治りません。「体質だから」と様子を見続けないことが大切です。
シニア向けフードは何歳ごろから考えればいい?
大型犬は小型犬よりも早く年をとるといわれ、シェパードでは7歳前後からシニア期を意識しはじめる飼い主さんが多いようです。とはいえ、年齢だけで一律に替える必要はありません。
運動量が落ちて太ってきた、筋肉が落ちて痩せてきた、食欲にむらが出てきたなど、体の変化がフードを見直すきっかけになります。高齢になると胃捻転のリスクも上がるとされているので、食事の回数を分ける習慣は続けてあげてくださいね。
まとめ:シェパードの体に合うフードで、関節とお腹を毎日の食事から守ろう
ジャーマンシェパードは、長い成長期、深い胸と長い胴の体型、たくさんの運動量とお腹のデリケートさをあわせ持つ犬種です。フードを選ぶときは、この体の特徴に合わせて考えることが大切です。
- 子犬期:大型犬の子犬に合ったカルシウムとカロリーで、ゆっくり育てる
- 関節:成分よりもまず、成長管理と体重管理を優先する
- お腹:タンパク源と脂質の量を確認し、切り替えはゆっくり。軟便が続くなら動物病院へ
- 胃捻転:1日2〜3回に分け、早食いを防ぎ、食後は静かに過ごす
- 価格:たくさん食べるからこそ、1kgあたりの価格で続けやすさを比べる
まずは、今のフードの成分表と給与量、そしてわが子の便と体つきを確認するところから始めてみましょう。そのうえで、年齢や悩みに合ったフードを選べば、毎日の食事でシェパードの関節とお腹を守ることにつながりますよ。
-
[1]
WSAVA Global Nutrition Guidelines
(国際獣医療団体) - [2]ジャパンケネルクラブ|ジャーマン・シェパード・ドッグ(犬種団体)
- [3]Royal Kennel Club|German Shepherd Dog(犬種団体)
- [4]Merck Veterinary Manual|Pancreatitis and Other Disorders of the Pancreas in Dogs(獣医療資料)
- [5]Merck Veterinary Manual|Gastric Dilation and Volvulus in Small Animals(獣医療資料)
- [6]Merck Veterinary Manual|Nutritional Requirements of Small Animals(獣医療資料)
- [7]Merck Veterinary Manual|Feeding Practices in Small Animals(獣医療資料)

