食欲旺盛なラブラドールの子犬には、どんなフードをどれだけ与えればよいのか迷いますよね。体が大きくなる時期だからこそ、成長に必要な栄養と、太らせすぎない食事管理を一緒に考えることが大切です。
まずは犬種専用・大型犬の子犬用を軸に選び、粒や容量、成長後も続けたいかに合わせて選び分けましょう。おすすめの7商品と、給与量表の読み方、毎月の食費の考え方を紹介します。
ラブラドールの子犬向け3商品の比較
ラブラドールの子犬に合うドッグフードの選び方

犬種専用・大型犬の子犬用を軸に選ぶ
ラブラドールの子犬には、大型犬としての成長に合わせたフードが選びやすいでしょう。犬種専用の子犬用や大型犬の子犬用なら、対象となる体格と成長段階が明確です。骨格が育つ時期の栄養をとりながら、健康的な体重を保つことを軸に選べます。
「全犬種」は対応する犬種の範囲、「子犬用」「全年齢用」は対応する成長段階を示します。全犬種の子犬用は、粒や容量も重視して選びたいときに。全年齢用は、成長後も同じレシピを続けたいときに向いています。犬種専用・大型犬子犬用を先に比べ、ほかのタイプは選ぶ理由を決めて選ぶと迷いにくくなります。
カロリーは給与量と体型を合わせて考える
掲載する7商品は、100g当たり約354.5〜400kcalです。同じ重さでも摂取カロリーが違うため、フードを替えたときは給与量も見直しましょう。カップの見た目だけに頼らず、実際に与える重さを量ると管理しやすくなります。
よく食べるラブラドールでも、欲しがる様子だけで増量すると、必要以上に食べさせてしまうことがあります。給与量表を出発点にして、体重の増え方や体型を見ながら調整してください。成分の含有量やカロリーの高低だけで選ばず、その子の成長に合う量を与えられることが大切です。
成長期に合う総合栄養食を選ぶ
毎日の主食には、子犬の成長期に対応する総合栄養食を選びます。総合栄養食は、そのフードと水で、表示された成長段階の健康を維持できるよう栄養バランスを整えた食事です。[1]おやつや一般食とは役割が異なります。
大型犬の成長期は、太りすぎを避けることに加え、カルシウムを過剰に与えないことも重要です。骨の成長が気になるからと、栄養の整った主食に自己判断でカルシウムサプリメントなどを足すのは控えましょう。追加が必要かどうかは、獣医師と相談して決めてください。
出典:ペットフード公正取引協議会「よくあるご質問」、AAHA「成長段階・犬種に応じた食事」
ラブラドールの子犬におすすめのドッグフード7選
ロイヤルカナン ラブラドールレトリバー 子犬用 3kg|生後15ヵ月齢までの犬種専用食

ラブラドールの子犬に合う設計を優先するなら、まず選びやすい犬種専用食です。対象は生後15ヵ月齢までで、382kcal/100g。比較する容量は3kgです。大型犬としての成長と、健康的な体重維持を一緒に考えて選べます。
- 健康な骨の発育を考え、カルシウム・リンを調整
- 成長に必要なエネルギーと健康的な体重維持に配慮
- 高消化性タンパクを使用し、健康的な消化を維持
- 食べる量が増えた時期は、3kg袋を使い切る日数が短くなる
フード選びに迷っていて、ラブラドールの成長期に合わせた設計を優先したい家庭におすすめです。
マキシ パピー 15kg|大型犬の成長期に合わせた15kg入り

生後15ヵ月齢までの大型犬の子犬を対象とし、380kcal/100gに設計されたフードです。比較する15kg袋は、1日に食べる量が増えてきた時期に、買い足す回数を減らしたい家庭で使いやすい容量です。
- 高消化性タンパクとプレバイオティックスで健康的な消化に配慮
- DHAを配合し、健康的な脳の発達をサポート
- ビタミンE・Cなどの抗酸化成分で子犬の健康維持を支える
- 15kg袋を開封して保管する場所と、使い切るまでの日数を考える必要がある
大型犬子犬用の栄養設計を選び、毎日の食べる量に合わせて大袋を使いたい家庭におすすめです。
オリジン パピーラージ 11.4kg|動物原材料を使った大型犬子犬用

大型犬の子犬用を選びながら、鶏や魚などの原材料にもこだわりたいときに向くフードです。376kcal/100g、たんぱく質38%以上・脂肪分16%以上で、比較する容量は11.4kg。同ブランドで大型犬の成長に合わせて選ぶなら、こちらが軸になります。
- 大型犬の子犬特有の栄養ニーズに合わせたレシピ
- 鶏・七面鳥・魚・卵などの動物原材料を使用
- 比較する11.4kg袋は、少量から始めたい家庭には容量が大きい
大型犬の子犬用という対象を優先しつつ、複数の動物原材料を使ったレシピを選びたい家庭におすすめです。
アカナ パピーレシピ 11.4kg|動物原材料70%の小粒レシピ

全犬種の子犬に対応する、366kcal/100gのフードです。比較する容量は11.4kg。大型犬専用に絞らず、子犬用の栄養設計に加えて粒の小ささを重視したい場合に選べます。
- 食べやすい小粒タイプで、全犬種の子犬に対応する成長期向けのレシピ
- 動物原材料を70%配合
- 小粒でも早食い対策になるとは限らず、丸のみする子は与え方の工夫が必要
小粒を好むラブラドールの子犬に、成長期向けのフードを選びたい家庭におすすめです。
オリジン パピー 2kg|400kcal/100gの子犬用レシピ

子犬用フードを小さめの袋から始めたいときに選びやすい、全犬種の子犬用です。400kcal/100gで、たんぱく質38%以上・脂肪分20%以上。大型犬用のパピーラージとは対象とカロリーが異なります。
- 鶏・七面鳥・魚・卵などの動物原材料を使用
- 2kg入りの小さめの袋で、大袋より少ない量から使い始められる
- パピーラージと同じ重さを与えると摂取カロリーが増えるため、切り替え時は量の見直しが必要
子犬用レシピを2kgから始め、体型を見ながら給与量を管理したい家庭におすすめです。
モグワン|チキン&サーモン56.5%の全年齢用

354.5kcal/100gで、比較する容量は1.8kgです。粒は直径約10mm・厚さ約4.5mmのリング型。成長後も同じレシピを続けたい家庭で選びやすく、子犬期は月齢と成犬時体重に対応する給与量表を使います。
- 全犬種・全年齢に対応し、成長後も続けられる
- チキン&サーモンを56.5%配合
- 香料・着色料不使用
- 1.8kg入りは、食べる量が増えると必要な袋数と買い足す頻度が増えやすい
子犬から成犬まで続けられる主食を選び、チキンとサーモンを使ったレシピを与えたい家庭におすすめです。
アーテミス アガリクスI/S 中粒|中粒を選べる全年齢の総合栄養食

全犬種・全年齢に対応する総合栄養食で、幼犬向けの与え方も用意されています。約358.9kcal/100g、比較する容量は1kgです。成長後も続けられるフードの中から、粒の大きさを基準に選びたいときに向いています。
- 中粒タイプの総合栄養食で、全犬種・全年齢に対応し、成長後も同じフードを続けられる
- 1kg袋はジッパー付きで保管しやすい
- 1kg袋は食べる量が増えると短期間で使い切るため、継続時は必要な袋数も考えたい
中粒の全年齢用フードを選び、まずは1kgで食べる様子を見たい家庭におすすめです。
ラブラドールの子犬の給与量と食事回数
月齢と成犬時体重で読む給与量表
ロイヤルカナンのラブラドール専用子犬用とモグワンは、月齢と成犬時の体重を組み合わせて1日の給与量を読みます。「成犬時体重」は、成長が終わったときに見込まれる体重です。
ロイヤルカナンの犬種専用食では、成犬時体重26kg・32kg・40kgの区分があります。たとえば成犬時32kgを見込む子なら、32kgの区分と現在の月齢が交わる量を使います。ここで使うのは、今の体重ではありません。成犬時の見込み体重が分からない場合は、親犬の体格や成長経過を踏まえ、獣医師や迎え先に相談すると判断しやすくなります。
給与量表:ロイヤルカナンのラブラドール専用子犬用、モグワン
現在体重と成犬時理想体重で読む給与量表
アカナ パピーレシピ、オリジン パピーラージ、オリジン パピーの給与量表は、現在の体重と成犬時理想体重を組み合わせます。今の体重を量り、成犬になったときの理想体重に対応する区分から1日量を読み取りましょう。
成長すると現在体重も変わるため、袋を買ったときに決めた量を固定せず、体重を量った際に給与量表も見直します。同じ子犬用でも表の読み方は違うので、切り替えたフードでは、その商品の表を使ってください。
給与量表:アカナ パピーレシピ、オリジン パピーラージ、オリジン パピー
1日の量を月齢に合う回数に分ける
給与量表の数字は、基本的に1日分の目安量です。月齢の低い時期は3〜4回に分け、成長して一度に食べられる量が増えたら2〜3回へ調整するのが目安になります。迎えた直後は、それまでの食事回数を引き継ぐと進めやすいでしょう。
仮に1日量が300gなら、3回食では1回100g、4回食では75gずつです。表の数字を1回分として与えないようにしてください。しつけのごほうびにフードを使う場合は、1日分から先に取り分けておくと、食べた量を把握しやすくなります。
体型と体重の推移で量を調整する
成長中は体重が増えていくため、数字だけで食べすぎとは判断できません。定期的に体重を量り、肋骨に軽く触れられるか、上から見て腰にくびれがあるか、横から見ておなかが緩やかに引き上がっているかも見ましょう。[2]
食べ終わってまだ欲しがっていても、まずは体型と成長の推移を見て判断します。給与量表を目安に少しずつ調整し、与えた量と体重を記録しておくと変化が分かります。太りすぎか痩せすぎか判断しにくいときは、その記録を持って獣医師に相談してください。
ドッグフードの食費は1日に食べる量で比べる
100g単価と給与量から食費を出す
ラブラドールの子犬は、成長に伴って食べる量も変わります。袋の価格だけで比べず、選んだ商品の1日量で、いくらかかるかを計算しましょう。
| 商品画像 | 商品 | 比較する容量・税込価格 | 100g当たりの価格 | 公式サイトへ |
|---|---|---|---|---|
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ロイヤルカナン ラブラドールレトリバー 子犬用 3kg | 3kg・7,175円 | 約239.2円 | 公式サイトを見る |
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マキシ パピー 15kg | 15kg・26,809円 | 約178.7円 | 公式サイトを見る |
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オリジン パピーラージ 11.4kg | 11.4kg・26,180円 | 約229.6円 | 公式サイトを見る |
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アカナ パピーレシピ 11.4kg | 11.4kg・21,450円 | 約188.2円 | 公式サイトを見る |
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オリジン パピー 2kg | 2kg・7,480円 | 374円 | 公式サイトを見る |
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モグワン | 1.8kg・5,940円 | 330円 | 公式サイトを見る |
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アーテミス アガリクスI/S 中粒 | 1kg・2,750円 | 275円 | 公式サイトを見る |
通常購入の掲載価格を使用し、送料は含めていません。アーテミスは正規輸入代理店の掲載価格で、販売店の実売価格は異なります。100g単価は必要に応じて小数第1位に丸めています。
- 100g単価:商品価格÷内容量(g)×100
- 1日分の食費:100g単価×1日の給与量(g)÷100
- 30日分の食費:1日分の食費×30
たとえば100g単価330円のフードで、給与量表から読んだ1日量が仮に300gなら、1日990円、30日で29,700円です。商品ごとに必要な量が違うため、同じg数での比較だけでは食費は決まりません。それぞれの給与量表から読み取った量を当てはめ、成長に合わせて計算し直しましょう。
大袋は使い切る日数と送料も比べる
使い切る日数は、袋の内容量(g)÷1日の給与量(g)で見積もれます。仮に1日300gなら、15kgは50日、11.4kgは38日、1.8kgは6日分です。大袋は買い足す回数を減らせますが、開封後の保管場所と使い切るまでの日数も考えて選びましょう。保管方法はパッケージの案内に従ってください。
購入時には送料も足します。ロイヤルカナンの犬種専用食3kgは、公式の「商品代5,500円以上で送料無料」の条件を満たします。掲載したアカナ・オリジンの3商品は、公式通常購入の商品代に送料770円が別途かかります。
モグワンの送料は880円で、まとめて2袋以上かつ10,000円以上なら送料・代引手数料が無料です。定期購入は1袋5,346円、2〜3袋では1袋5,049円、4袋以上では1袋4,752円なので、選ぶ袋数で再計算してください。まとめ買いは、食べるペースに合う袋数で利用すると続けやすくなります。
フードの切り替え方と与えるときの注意点
新しいフードは少しずつ混ぜて切り替える
新しいフードは、今のフードに少量ずつ混ぜ、便の状態や食欲を見ながら割合を増やします。1週間ほどを目安に進め、便が緩くなる場合は切り替えを急がないようにしましょう。
切り替え後は、新しいフードの給与量表で1日量を見直します。以前のフードとカロリーが違うこともあるため、同じg数をそのまま与え続けないことが大切です。下痢や嘔吐が続く場合は、フードの切り替えだけが原因と決めず、獣医師へ相談してください。
早食い・丸のみを防ぐ与え方
勢いよく食べる子は、粒の大きさに加えて、一度に口へ入れる量にも気を配りましょう。犬種専用食でも、急いで食べる犬にはのどに詰まらせないよう注意が必要です。小粒・中粒という表示だけでは、早食いへの向き不向きは決められません。
- 早食い防止用の食器などで、一度に多く口へ入れにくくする
- 1日量は増やさず、食事回数や1回の出し方を工夫する
- 食事中は様子を見て、丸のみやむせ込みがないか気を配る
食欲が強い子ほど、食べる速さと必要な食事量を分けて考えましょう。早く食べ終わることだけを理由に、おかわりを足さないようにします。
成犬用へ切り替えるタイミング
大型犬は小型犬より成長期が長く、ロイヤルカナンのラブラドール専用子犬用とマキシ パピーは、生後15ヵ月齢までを対象としています。見た目が大きくなったことだけで、早めに成犬用へ替える必要はありません。
切り替える時期は、使っているフードの対象月齢と、その子の成長の進み方を合わせて判断します。15ヵ月という数字を、すべての子犬用フードに一律に当てはめないようにしましょう。
モグワンやアーテミス アガリクスI/S 中粒のような全年齢用は、成長後も同じレシピを続けられます。その場合も、子犬期の量を固定せず、成長が落ち着いたら成犬向けの給与量を基準に調整してください。
-
[1]
ペットフード協会「ペットフードの種類」
(業界団体) -
[2]
WSAVA Global Nutrition Guidelines
(国際獣医療団体)

